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レトロなパッケージに心を奪われて

アルゼンチンには、ベーキングパウダー入りの小麦粉「Blancaflor」(ブランカフロール)という大変メジャーな製品があります。焼き菓子を作るためにはとても重宝で、特に朝、これに卵とお砂糖と牛乳を混ぜればちゃちゃっとホットケーキが作れるということもあって、本当に便利。我が家には必ず数個ほど常備してあります。
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ところが最近、私は「浮気」をしてしまいました。いつも行くスーパーの粉類コーナーで、ふと目に留まったオレンジ色の袋。ケーキを見つめる女の子のイラストの、なんと可愛いこと。そのレトロなデザインに、一瞬にして心を奪われてしまいました。これもベーキングパウダー入りの小麦粉で、お気に入りのBlancaflorよりもお値段はやや高めですが、「恋は盲目」とはよく言ったもので、一目惚れした勢いに任せて「大人買い」。たかが小麦粉のパッケージにここまで惚れ込んだのは、これが初めてのことです。

商品名の「Reinharina」(レインアリーナ)は、ドイツ語とスペイン語がミックスした造語。「rein」はドイツ語で「純粋な」、「harina」はスペイン語で「小麦粉」、つまり「純小麦粉」という意味なのですが、なぜドイツ語なのかと思ってよく調べてみると、この「Reinharina」は、約120年前にドイツからアルゼンチンに移住してきたオットー・ザゲミューラーによって立ち上げられた製粉会社「Alimentos Sagemuller」が、1896年の創設当時から作り続けて来た定番商品なのだとか。今までは主に地方都市や隣国の市場で流通していたらしく、そのためにブエノスアイレスではあまり見かけることがなかったようです。
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早速バナナマフィンを作ってみたところ、気のせいか、いつものBlancaflorより、焼き上がりがしっとりとしています。袋を捨ててしまうのがもったいないと思えるほど可愛い「Reinharina」、今後しばらくは我が家のパントリーを占領しそうです。

Reinharina
*私は大手スーパーCarrefour(カルフール)で購入しました。
# by precious31 | 2008-10-18 12:56 | 生活情報

春が来ると行きたくなるインテリアのお店

アルゼンチンは今日から暦の上で春です。
ここでは春が来ると、ティーンの子たちが友達と集まって公園に出かけ、野外コンサートや特別なイベントを楽しむというのが習慣となっていますが、私の場合、春限定の美味しいものを食べること以外にも、この時期になるとどうしてものぞきに行きたくなるインテリアショップがあります。
春が来ると行きたくなるインテリアのお店_c0114387_731296.jpgパレルモ・ソーホー地区にある「Milagros Deco」(ミラグロス・デコ)。女性デザイナーのミラグロス・レスタが展開するロマンチックなスペースです。ミラグロスはアルゼンチンにシャビーシック・スタイルを持ち込んだ先駆者で、倉庫で眠ったままになっていたアンティークやヴィンテージ家具を活かし、ガーリッシュなインテリアを作り出しています。
春が来ると行きたくなるインテリアのお店_c0114387_7381150.jpgお店そのものは、本家シャビーシックに比べるとややカラフル過ぎる感がありますが、そこにあるものを利用して、自分なりの洗練されたインテリアに仕上げることができます。パステルカラーのベロアで生まれ変わったフランス製のアンティークの椅子や、花柄のベッドキルトにカーペット、花の形のランプやプルノブ(画像下・中央)などなど、毎日の生活を明るくしてくれそうな春らしい素材がたくさん。家具の他、食器や文具といったオリジナル小物もどれもプリンセステイストで可愛いものばかり。

大きな一軒家の壁を取り払ったオープンスペースのショップでは、インテリアのトータルコーディネートを始め、パーティーのデコレーションも承っています。今年は春の到来と同時に、春らしいクッションとランチョンマットを買おうかなと思案中です。
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春が来ると行きたくなるインテリアのお店_c0114387_11545052.jpgMilagros Deco
Gorriti 5417(Godoy Cruz通りの角/パレルモ・ソーホー地区)
Tel. 4899-0991

注:画像は、お店から定期的に送られて来るニュースレターのものを、許可を得たうえで使用しています。
# by precious31 | 2008-09-22 08:10 | ショップ

おままごとは楽し♪

たまに立ち寄るキッチン用品専門店「Reina Batata」(レイナ・バタタ)にて、こんなものを見つけました。おもちゃというと外国からの輸入品が大半を占めるアルゼンチンでは珍しい、100%国産の「おままごとセット」です。
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アルミ製のお鍋にコランダー、ローリングピン、2枚のお皿に手編みの鍋つかみまで付いた「パスタセット」。鍋つかみにはアルゼンチンカラーのリボンがちょろりと縫い付けてあって、さり気なく「国産」を主張しています。

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こちらは「ティーセット」。直径4cmほどの小さなカップと、これまた小さな砂糖入れが可愛いのですが、私の心を虜にしたのは、ティーセット一式が入れられているバッグ。実はこれ、昔アルゼンチンで、毎日のお買い物によく使われていたビニール製ショッピングバッグの縮小版なのです。バッグのモノトーンに合わせたクロスも付いていて、ちょっとオシャレ。

おままごとは楽し♪_c0114387_12442831.jpg陶器でできたミニチュアのティーセットの愛らしさとはまた違って、アルゼンチン産のおままごとセットもなかなかいい線行ってます。このシリーズで「マテ茶セット」もあるらしいのですが、残念ながら私が行ったときは売り切れていました。製品のひとつひとつに「Hecho en Argentina」(アルゼンチン製)という刻印が入っているので、日本へのおみやげにしてもいいですね。私も本当はプレゼント用に購入したのですが、あまりの可愛さに我慢できず、発送する前に娘としばらく遊んでしまいました♪

Reina Batata
Gurruchaga 1785 (El Salvador通りとCosta Rica通りの間/パレルモ・ソーホー地区)
Tel. 4831-7572

追記:この「おままごとセット」はReina Batataのオリジナル商品ではないので、他のショップにも置いてあるとのこと。ここでは売り切れていた「マテ茶セット」を求めて、雑貨屋巡りをしたい気分です。

追記2:以前紹介したプエルト・マデーロ地区のi Fresh Market」でもこの商品を扱っていることがわかりました!
# by precious31 | 2008-09-01 12:16 | おもちゃ

ナチュラルメークの強い味方

うちの娘たちは今、長女が14歳、次女12歳。こちらの女の子たちは皆、これくらいの年頃になると少しずつメイクをし始めます。私など、彼女たちのシワもなくツヤツヤすべすべの肌に化学薬品をつけるということがとっても「もったいない」と思ってしまうのですが、せっかく芽生えたオシャレ心を大切にしてあげたいというのも親としての本心。どうせならケバケバしくなくて、可愛いナチュラルメイクを覚えてもらいたいものです。
ナチュラルメークの強い味方_c0114387_723206.jpgそこで、娘たちを「Regina Cosmetics」(レジーナ・コスメティクス)に連れて行きました。Reginaはアルゼンチンで有数のメイクアップ用品メーカー。ファンデーションやコンシーラーを始め、パウダー、シャドーやグロスなどはなかなか高品質で、パッケージもモノトーンでオシャレ。ナチュラルメークの強い味方_c0114387_106571.jpgもともとメイクアップアーティストのために作られたブランドなので、ブラシやチップ類、ポーチやコスメボックスも充実しています。店内にはライト付きの「女優ミラー」があり、ナチュラルメークの強い味方_c0114387_11524622.jpg店員さんがノウハウを指導してくれるので、娘たちにぴったりのメイク用品があるかどうか聞いてみたところ、「あなたたちにはこれがオススメよ」と言って店員さんが見せてくれたのは、この「Cheek Tint」。ジェル状のチークです。マニキュア大の小さなボトルなので携帯にも便利ですし、リップにも使えるので、これ1本でチークとリップにほんのり色づけすることができるんですよ。べたつかないし、無香料だし、使い方も簡単だから娘たちも大満足。私が好きなハリウッド生まれのコスメブランド「スティラ」にもチークとリップ兼用のペンシルタイプのティントがありますが、Reginaのこの製品もなかなかのもの。欲を言えば、もう少しカラーバリエーションがあったら良かったかな。


Regina Cosmetics
*Costa Rica 4641(Armenia通りとMalabia通りの間/パレルモ・ソーホー地区)
Tel. 4833-9036
*Uriarte 1596(Honduras通りとSoria通りの間/パレルモ・ソーホー地区)
Tel. 4832-3895
*Maure y Migueletes(ラス・カニータス地区の新しい支店)
メイクアップスクールはこちらになります

追記:Regina Cosmeticsの設立者レジーナ・クリゴフスキはアルゼンチン国内で有名なメイクアップアーティスト。ブエノスアイレス市内でメイクアップ専門校を持っていて、プロを養成する長期のクラスから、短期集中講座も開催しています。詳しくは上記のショップにお問い合わせください。
# by Precious31 | 2008-08-07 08:07 | コスメ

アルゼンチンの子供たちが(大人になってからも)大好きなお菓子 その2

アルゼンチンの子供たちが(大人になってからも)大好きなお菓子 その2_c0114387_19493225.jpg前回の投稿から2週間も経ってしまいましたが、アルゼンチンの定番お菓子紹介の第2弾はまずこちらから。
「Palito de la Selva」(パリート・デ・ラ・セルバ)は、「ジャングルスティック」という意味の名前から受けるイメージとは全く関係のない、小さくて可愛らしいキャンディーです。昔懐かしい千歳飴をミニサイズにしたような形と色に、お味はバニラアイスクリーム。夫の大好物なので、うちではいつもこうしてストックしてあります。チュウイーなので歯にくっつきやすく、虫歯のもとになりやすいお菓子ですが、幸い娘たちはあまり食べたがりません。包み紙にはジャングルの動物たちの生態に関する豆知識が書いてあって、ちょっとしたお勉強になります。

アルゼンチンの子供たちが(大人になってからも)大好きなお菓子 その2_c0114387_20304052.jpgもうひとつは「LA YAPA」(ラ・ジャパ)。細〜い包みに入ったたくさんのキャンディーは強烈なフルーツ味。あの「PETZ」(ペッツ)と同じサイズなので、容器に詰め替えることができます。これでもかと並んでいるオレンジ色のものが最も無難な味で、ところどころに入っている愛らしいピンク色のは一番「まずい」です(笑)。また、よ〜く見るとオレンジ色にも2トーンあって、濃い方はピーチ味、薄い方がオレンジ味。オレンジだと思って食べたらピーチだった♪という瞬間、ちょっとした幸せを感じる私(シトラス系が苦手なのです)。

他にもあるアルゼンチンの定番お菓子、これからも少しずつ紹介していきますね!
# by precious31 | 2008-07-16 21:27 | スイーツ