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「硫黄」のフシギ

c0114387_6411497.jpgこれ、何だと思います?太めのチョークでもなければ、巨大なチャコでもありません。
実体は「azufre」(アスフレ)。「硫黄」の粉を固めたもので、アルゼンチンではなんと「薬用」に使われます。
私がアルゼンチンに来て間もない頃、肩が痛くなり、夫(当時はまだ友人)にその旨を話したところ「アスフレを試してみたら?」と言われました。彼曰く、「アスフレは身体の中にある余計な空気を出してくれるんだ」とのこと。首や肩など、痛いところにこれを当ててコロコロと転がすと、そのうちポキッ!と割れるので、割れたら空気が抜けた(つまり治った)ということなんだよ、と。言われた通りにやってみましたが、初めて聞く(見る)アスフレなるものの珍しさばかりに気を取られ、あのときに肩の痛みが取れたかどうかは覚えていません。
c0114387_733169.jpg日本では、硫黄泉に入ると皮膚病や高血圧に効くと言われていますが、肩凝りや、まして「身体の中の余計な空気を抜く」などという効能があるなんて聞いたことがありません。
でもネットで調べてみると、硫黄成分には「デトックス作用がある」という説も。昔から伝えられている「空気を抜く」というのも、もしかしたらデトックスのことなのかもしれません。確固たる医学的な証拠を見つけることはできませんが、肩凝りがひどい今日この頃、毒素を出してくれるのかな〜とちょっと期待しながらコロコロ転がしています。
興味のある方、ぜひお試しになってみてください。

「azufre」は薬局やスーパーで購入することができます。
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by precious31 | 2008-04-24 07:25 | 生活情報

日本人シェフが咲かせる「黒バラ」

ブエノスアイレス郊外の街アカスーソに、「Rosa Negra」(ロサ・ネグラ=黒い薔薇)というレストランがあります。以前から、ここでとても美味しい食事がいただけるという評判を耳にしていましたが、シェフが大阪出身の大場裕之さんという日本の方であるということを知ったのはつい最近のことでした。
c0114387_746652.jpg食事が美味しいだけでなく、広いスペースの中に適度な間隔で置かれたテーブルといい、親切で愛嬌のあるウェイターさんたちといい、とにかく居心地の良いレストランだと聞いていたRosa Negra。日本人がシェフだとわかったらますます行きたくなり、仕事が一段落ついた週末、家族で出かけてみました。

c0114387_7503987.jpgメニューを開くと、早速「tataki」(たたき)という文字が目に留まります。カルパッチョやサラダと一緒に、「牛肉のたたき」が前菜のメニューにありました。てりやきソースであっさり味つけされたたたきには、生姜風味のドレッシングであえたサラダもついてきます。メインディッシュのレパートリーは豊富で、アルゼンチンのレストランに欠かせないパリージャ(炭焼き肉)もあれば、パスタや魚料理もたくさん。いずれも絶品なのですが、特に私がおいしいと思ったのがこれ、「Frutos de mar en cazuela」(フルートス・デ・マール・エン・カスエラ)。魚やエビ、貝類を割り出汁で煮込んだ、日本人にはどことなく懐かしい味の一皿です。和食ではないのに、すき焼きを思い出させるような煮込み料理にホッとさせられたのは、やはり大場シェフの腕でしょう。
土曜のお昼、次々とお客さんがやって来て、店内はたちまち満員に。日本人のシェフが、母国から遥か彼方のアルゼンチンで咲かせた美しい「黒いバラ」に、訪れる人たちは誰もが魅了されるに違いありません。
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Rosa Negra
Dardo Rocha 1918
Acasusso
Tel.4717-2685
公式サイトはこちら

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追記:大場裕之シェフは、大阪のスペインレストラン「オリーテ」で修行を積んだあと、本場スペインに渡って腕を磨き、著名な料理人一家「Arzak」(アルサック)に認められ、それを機にブエノスアイレスにやって来たとか。海外で活躍する日本人シェフはたくさんいますが、私の身近にもこんなに素晴らしく、評判の良いシェフがいたとは嬉しい限りです。
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by precious31 | 2008-04-20 08:40 | レストラン