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ブロードウェイミュージカル「RENT」のブエノスアイレス公演

ブエノスアイレス市内の各所に点在するシアターでは、いつもたくさんの催し物を楽しむことができます。アルゼンチンならではのタンゴのコンサートに始まり、世界的に有名な歌劇や、なかなか凝ったオリジナル脚本のアングラ劇などなど、いずれも芸術的センスに優れたものばかり。そして時には、ブロードウェイミュージカルのアルゼンチン版を観ることもできるのです。
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今月26日から公演が始まる「RENT」(レント)もそのうちのひとつ。ブロードウェイのオリジナルは、96年から12年間のロングランを達成。プッチーニ作のオペラ「ラ・ボエーム」の現代版として、舞台を原作のパリからニューヨークのイーストヴィレッジに移し、困難に立ち向かいながら力一杯生きる若者たちの姿を描いた名作です。
ブロードウェイミュージカルが海外で上演されるときに最も気になるのは、キャストの力量。本場の俳優たちに劣らないほどの歌唱力、表現力があるかどうかで、作品の印象がオリジナルと大きく変わってしまうからです。

c0114387_1105430.jpg今回アルゼンチン版で主役の一人ロジャーを務めるGerman Tripel(ヘルマン・トリペル=上画像・右)は、元「Mambru」(マンブルー)のメンバー。Mambruとは、2002年にアルゼンチン国内で放送された「POPSTAR」という番組で、一般公募から厳しいオーディションを勝ち抜き選出された4人組のヴォーカルグループのこと。2004年に解散したあとも、「Tripa」(トリパ)ことヘルマンは人前で歌を歌い続ける道を選び、幾度も苦境を乗り越えてこの度見事、主役級の座を射止めたのでした。Mambruの中でも、歌の上手さだけでなく、舞台上で断トツの存在感を放っていたTripaだけに、彼が演じるロジャー役に期待しています!【画像:Konexより】

c0114387_1111414.jpgRENT 公演
2008年3月26日(水)より
Ciudad Cultural Konex
Sarmiento 3131
Tel. 4864-3200
公演は水曜から日曜までで、水・木が午後9時から、金・土・日が午後10時からとなっています

追記:ニューヨークのブロードウェイミュージカルがお好きな方でしたら、「RENT」はよくご存知なはず。80年代後半のイーストヴィレッジを舞台に、人種差別や同性愛、HIVにスポットを当てた非常に現実的な物語です。このミュージカルの素晴らしさはやはり、ステージで歌われる40曲以上もの歌。優れた歌唱力が高く評価され、96年のオリジナルキャストの中からは、Idina Menzel(イディーナ・メンゼル)という大スターも誕生しました。2005年にはミュージカルRENTの大ファンだったというクリス・コロンバス監督によって映画化もされています。
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by precious31 | 2008-03-18 11:33 | シアター

番外編:偉大なるパタゴニア

Patagonia(パタゴニア)とは、「南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称」(Wikipediaより)。アルゼンチンとチリに跨がっていて、山、河、草原、砂漠といった様々な自然形態が集まった広大な大地です。

c0114387_814645.jpgそのパタゴニアでは、氷河を見ることができます。ブエノスアイレスから南西およそ2800km、飛行機で3時間ほど飛ぶと、El Calafate(エル・カラファテ)という小さな街があり、そこから更に西へ進むと、世界遺産にも選定されているLos Glaciares(ロス・グラシアレス)国立公園に到着。公園内には大小多数の氷河があって、左の画像はそのうちのひとつ「Perito Moreno」(ペリト・モレノ)氷河。適度な降雪量と気温に恵まれ、どんどん氷の層を増やし、文字通り「氷の河」となって、1日に2mも前進しているのだとか。高さ60m、20階建てのビルに相当する巨大な氷の塊が動いているなんて、自然の力って本当にすごい。

c0114387_8241139.jpgそのPerito Moreno氷河の上をトレッキングできるツアーがあります。透き通るブルーの氷の上を歩いていると、雄大な自然の中で自分の存在がいかに小さいかを実感。ツアーの最後にサーヴされる「氷河の氷で飲むウィスキー」は格別の美味しさ。氷河に立っているという感動と、トレッキングを終えた達成感で、日々の疲れや悩みなんて一瞬のうちに吹き飛んでしまいます。
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大きな氷河から崩れ落ちた氷の塊は、流氷となって河を流れて行きます。その氷の色の美しさといったら、比較できるものが思い浮かびません。汚れを知らない純粋な色。世界中の人々がもしもこの流氷の透き通ったブルーを見たならば、心が浄化されて平和な世の中になるのではないかしら、なんて夢のような考えが脳裏を過るほど。
公園の中には、温暖化の影響を受け、後退が著しい氷河もあります。地球上の人々が皆で協力して環境を守り、私たちの子供の子供、そのまた子供や孫たちが、ずっとずっとこの貴重な自然を目にすることができるようにしなければ。偉大なるパタゴニアは、無言のメッセージを与えてくれました。
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by precious31 | 2008-03-03 09:14 | 観光

日曜日のアンティーク市

San Telmo(サンテルモ)は、ブエノスアイレス市の南側にある地区。古き良き時代を思わせる街並と石畳の道路がとても美しいところです。
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ここで毎週日曜日、「Feria de San Pedro Telmo」(フェリア・デ・サン・ペドロ・テルモ)、通称「フェリア・デ・サンテルモ」と呼ばれるアンティーク市が開かれます。骨董品屋が建ち並ぶDefensa(デフェンサ)通りが歩行者天国となり、Dorrego(ドレーゴ)広場にはアンティークと呼べるものからヴィンテージ品にジャンクまで、様々な物が売り出されます。
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こういうところに来ると、絶対に使わないものまでうっかり買ってしまいそうになるので、我を見失うことのないように集中力を研ぎ澄まして歩かないといけません(笑)。
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「sifon」(シフォン=サイフォン)は特に、色のついたガラスが好きな私の目にはいつも魅力的に映ります。昔はここにソーダ水を入れて、各家庭に配達されていたものです。実はすでに、うちにもブルーのシフォンが1本あるのですが、キッチンのどこに置けばいいのか悩み続け、未だに棚の中にしまってあります・・・。ちなみに、一番高価なシフォンはピンク色。ピンクのガラスは希少価値があるらしいですね。
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アンティーク市が開かれている間、街頭でタンゴを演奏していたり、踊っているペアもいたりして、「いかにもブエノスアイレス!」という雰囲気。この街を築き上げた人たちが、かつて旧大陸から運んで来た大切な物の数々が集まるところに足を運ぶことにより、不思議なエネルギーを感じます。

Feria de San Pedro Telmo
Defensa通り沿い、Dorrego広場周辺にて毎週日曜日の午前10時〜午後5時まで

追記:とにかく観光客がたくさん集まる場所なので、スリにご注意。リュックやバッグは、身体の前で持つようにしてくださいね。
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by precious31 | 2008-03-03 03:50 | 観光