クリスティーナ牧場でパタゴニアを満喫! Part 1

今回は、パタゴニア地方にある、私が大・大・大好きな牧場を紹介します。
アルゼンチン国内には観光牧場というものが各所に多数あるのですが、ここだけは「別格中の別格」。昨年、仕事で数回訪れる機会に恵まれて、すっかりこの牧場の虜となった私は、この度、夏休みを利用して家族と一緒に行って来ました。
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ブエノスアイレスから南西に飛行機で約3時間のところに「El Calafate」(カラファテ)という町があります。パタゴニア地方にある氷河を見るために訪れる観光客の大半が宿泊のベースとする町なのですが、c0114387_1165755.jpgそのカラファテから船で2時間ほど、美しい流氷を眺めながら、まるで海のように大きな大きなアルヘンティーノ湖を渡って北上すると、そこに広大な牧場、「Estancia Cristina」(エスタンシア・クリスティーナ)があります。

c0114387_1205089.jpg敷地の面積は2万2千ヘクタール。なんとフロリダのディズニーワールドが丸々2つ入ってしまう大きさです!周りを囲む山々の間にはいくつもの氷河があって、溶けた水が川となり、滝となり、湖となって牧場内の風光明媚な環境を作り出しています。また、18億年前の地層がそのまま残されているので、大昔は海底に住んでいたアンモナイトや古代イカの化石が辺りにたくさん。かつては海の底だった場所に立って地球の長い歴史を感じていると、その一瞬の中に生きる自分の存在でさえも奇跡的・神秘的に思えてしまいます。
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四駆に乗って1時間ほど、森や岩場を越えて山を登って行くと、雄大なウプサラ氷河を展望できるポイントに。ウプサラ氷河は、パタゴニアの中でも最も後退が著しい氷河の1つです。クリスティーナ牧場のガイドたちは、後退を温暖化と即結びつけることはできないと慎重なスタンスを保っていますが、どんどん崩落して、ほんの20年間に7kmも後退したという話を聞くと、雪の結晶が集まって何百年とかけて作られた氷河が猛スピードで姿を消して行くことに切なさを感じないわけにはいきません。
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このクリスティーナ牧場は大きな湖と氷河と高い山々に囲まれているので、氷床の上を歩いて来れる冒険家でない限り、辿り着く手段といえば船だけ。俗世から完全に隔離された大自然の中で、大昔の地球の名残と、後退を続ける氷河に象徴される「現在」を身体で感じることができる、そんな場所なのです。(Part 2に続く)

Estancia Cristina
9 de Julio 69, El Calafate
Pcia. de Santa Cruz, Argentina
電話:(02902)491-133
公式サイトはこちら

追記:クリスティーナ牧場に行くためには、カラファテ市内にある上記のオフィスで申し込みをします。日帰りツアーもありますが、牧場を堪能するためにはぜひ1泊することをオススメします!
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by precious31 | 2009-01-25 02:20 | 観光
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